床屋にて

2015.06.22 月曜日 12:59

事務所から徒歩10秒の床屋に行った。 
地元密着の昔ながらの店だ。父親ぐらいの歳の店員が数名。 
 
希望の仕上がりにしてもらうためには、どうしても毎回超えなければならないハードルが大きく二つある。 
 
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まずは作業中盤のもみあげの形状申告。 
店の定義で「普通」「自然」があるようだ。「もみあげは普通でいいですね。」とボソボソと言われて、流れで「はい」と答えると、もみあげ途中でパツッと切られてしまう。切られたくなければ「自然」と言わねばならない。「普通」の定義の個人差が生む悲劇である。 
 
二つ目は最終段階の整髪料散布停止申告。 
シャンプーが終わり上体を上げた直後、視界が完全に回復していない状況の一瞬のすきに整髪料が散布される。それが祖父の家でしか見たことのないボトルで、年齢的に受け入れがたい香りがする。それを断るにはシャンプー中からそのタイミングを準備する必要がある。 
 
そんな店に2年近く通っているのである。 

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