台湾のアーケード

2018.08.04 土曜日 17:26

台湾の街並みの大きな特徴としてアーケードの存在がある。詳しくは分からないが建築する際の法律で設置が義務付けられているようで、通りに面したビルには必ず設けられている。 
 
  
 
 アーケードを形成するために1階部分の一部を独立柱によるピロティにするため、地震国でもある台湾でたびたび発生する大地震時にアーケードが要因になってビルが倒壊する報道を目にする。 
 
でも、実際に訪れてみて多彩で有効な用途に驚いた。アーケードはあくまでその建物の敷地内、つまり私有地であり、シチュエーションによって使われ方が大きく違っていてその場所の個性が強く現れる。 
 
  
 
 それ以前に、台湾は亜熱帯なので雨期の台風や夏の日差しからも人通りを守る役割も大きい。不運にも私の旅行滞在期間中、台風直撃でずっと暴風雨だったのだがアーケードの下を雨宿りしながらなんとか旅行を楽しめた。

次回はアーケードの使われ方についてもう少し書きたいと思う。

保育所の計画

2018.07.06 金曜日 10:22

久々の投稿になる。 
 
東村山市で保育所の計画が具体的になりのその報告である。自然に正面から向き合い毎日泥だけになりながら遊びつくす、そんな力強いコンセプトを持つ保育所の建替え計画。今後随時進行状況を投稿したいと思う。 
 
 

表札

2017.12.17 日曜日 17:51

​先日、竣工した住宅の表札を取付つけた。竣工と言っても竣工から取付までかなりの時間か経過してしまったためクライアントには大変迷惑を掛けてしまった。 
 
 
 
表札のデザインはいつもその住宅のためだけのオリジナルとしている。それは長い期間、住まい手さんと話ながら共につくりあげた思入れのある住宅に対し、最後の締めくくりの挨拶のように感じていて、表札づくりの作業を大切にしている。 
 
それは、描き終わった絵の片隅にサインをするのに似ているのように思う。

秩序

2017.12.02 土曜日 17:29

11月下旬から一週間ほどの会期で銀座の立体アートの展示会に出展した。

テーマは、設計のアプローチを一旦フリーにして純粋に造形や形態を主眼に考察したらどうなるか実験のような作品。

予算や構造、法規などの要因を考慮して図面化するのが設計だか、それらをすっ飛ばして本能のままに立体を構築してみた。本能のままと言ってもどこか建築らしさだったり法則性を意識してしまうものなのだと気付き、題を「秩序の考察」とした。

ちなみに68,000円。

空間の変化

2017.09.08 金曜日 23:57

新しいプロジェクトの話をいただいて松山にお邪魔した。何度も伺っているにも関わらず、松山城に登る機会を逸していたのだが、ついに今回行くことができた。丘の上に立つこの山城は小学校の子供たちが遠足ついでに皆でゴミ拾いをするぐらい市民に愛されている。天守は建造から150年経ってるが、鉄砲を撃つための穴(狭間)や石落しなど造作が今も生々しく残っている。 
 
城内の天守までアプローチは敵の侵入対策から幾つもの頑強な門をくぐりなからジグザグな導線になっているのだが、その空間変化が実に楽しかった。低い門をくぐるとぱっと広い空間が待っていたり、角を曲がると突然天守が見えたり、緩いスロープの後の急階段だったり。すべては敵の攻撃に対して意表を突くための綿密な設計なのだが、今になれば空間の多様さを感じさせることになり感動的だった。 
 
そんなこんなで満喫していたら、飛行機に遅れそうになってしまった松山出張だった。 
 

三角テーブルの家、お披露目。

2017.07.29 土曜日 21:44

この週末、愛媛県松山市で進められていた三角テーブルの家が公開された。数週間、施主のご厚意でモデルハウスとしてお借りする運びになった。
 
家族が集まる多角形のダイニングテーブルを中心に、みんなの心地よい居場所を各所に設けた。花台のある窓際ベンチ、全員で共有できるライブラリーなど。 

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三角テーブルの家

2017.07.22 土曜日 13:16

松山市のまちなみプロジェクトの一軒がまもなく竣工を迎える。 
住まい手さんをはじめ、スタッフさんや職人さんに感謝申し上げたい。 
 
「三角テーブルの家」というテーマでいえづくりを進めた。そんな主役のテーブルをデザインさせてもらってこのほど現場に搬入された。竣工が待ち遠しい。 
 

少しですが街並みについて話します

2017.02.16 木曜日 11:17

まちなみに配慮した家づくりをテーマにしたに企画を開催することになりました。
 
その中で今まで携わった街づくりをもとに街並みついてのお話をさせていただきます。ほかにもソーラータウン多摩湖町ないのお宅を2軒ほど見学いたします。
 
直前のご案内になってしまいましたが是非いらっしゃって下さい。
 
日時:2月26日(日)
場所:ソーラータウン多摩湖町(東京都東村山市)
 
ご予約制になっておりますので、ご参加可能な方は下記まで詳細をお問合せください。
0120-145-333(相羽建設フリーダイヤル)
mail@aibaeco.co.jp
または私宛にご連絡下さい。
info@a-r-ch.com
 
あいらぼBlog
http://ailover.exblog.jp/27560610/
 
170226体感ツアー_その8案内

展示会に出展

2016.11.25 金曜日 17:16

画家やデザイナーなどのアーティストが立体をテーマに表現した展示会「paradigm」(パラダイム)。 
今回初めて参加した。私の作品コンセプトはというと、普段街を歩いていて建物に「色がない」と思っていて、強い色を使っているのは広告看板ぐらいで建物自体にあまり色がなくてつまならいと感じていた。そこで思い切りまち中をカラフルにしたらどうなるかを模型風に作ってみたというわけだ。 
 
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普段、建築という立体を扱っている職業だが、アートという視点からアプローチし、作品として成立させなければならないので当初は少々戸惑った。でも提出締め切りギリギリまで夢中になって制作できた。小さな会場だが色々な作風の作品がありとても楽しめる展示会になっている。 
 
会期:11月26日(土)~12月1日(木) 
時間:12:00~19:00(日曜、最終日17:00まで) 
場所:Gallery風 1040061 中央区銀座8-12-13豊川ビル4F 03-6226-2797 
銀座駅8分 新橋駅6分 
 
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ガラスの家を見学した。

2016.10.17 月曜日 18:31

9月下旬遅い夏休みと銘打ってヨーロッパを旅行した。その感想等を今後何回か述べるとする。 
 
まずはパリ7区、セーヌ川の南岸の奥まったところにある「ガラスの家」。設計はピエールシャローで1931年頃の竣工。月に数回ガイド付き見学会があるのみで基本非公開。その見学会に参加することができたが、ガイドは英語なので私の語学力では全く聞き取れなかった。現役の住宅で、建築関係者、感想レポート要提出、参加費5000円超という参加条件を設けることで希望者を制限し、保存に気を使っていることが分かる。(内部撮影禁止) 
 

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さて、そのガラスの家だが、既存のアパートをリノベーションした住宅。1階が診療所、2・3階が住居という構成。リノベーションと言っても構造を完全に壊して新たに設けた数本の鉄骨柱で既存の上階を支える手段をとっている。吹抜けや天井高を巧みに操作しながら2層分の高さに3層を組み込んでいるので、平面図では分からない縦方向の空間の流れや空間の大小によるメリハリを感じられる。 
 

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元々は家具作家であるシャローの設計はとにかく細部までデザインされている。表層の造形だけなくその部分が持つ機能も含めたデザインだ。例えば写真の、広場の真ん中から二本の梯子が建っていてその上部にあるの投光器が見える。これはオリジナルの設備で夜間の室内のための照明器具だ。吹抜けのあるリビング内部にはほとんど照明器具がなくその投光器が主の照明だ。つまり、ガラスの家の象徴であるファサードのガラスブロックの壁は日光を取り込む窓という表現は正確でなく、あくまでリビングの明るくする機械なのである。 
 
また、大小5つもの階段があり、この規模としては多いと思う。住人がリビングに入るメインの階段、使用人の階段、診察室から直接書斎に行ける階段、婦人がサロンから寝室に直接入れる階段など。これらの階段によって生活動線をかなり具体的に計画されている、逆に言えば生活パータンを指定されていると言えなくもない。その他、細かいところではダイニングの引出しにはスプーンやナイフの形にくり抜かれた板が入っていてカトラリーの置き場所まで指定されている。便器自体がキャスター付で横に動く部屋まである。理由は不明、英語が分からないのが悔やまれる。 
 
この建物を見学していてデザインや納まりに関してかなり勉強になったが、一歩引いて見てみると、はたしてこの住宅は住みやすいのか否か分からない。住人は幸せだったのだろうか。築80年もの間当時のオリジナルをキープしていることで強い愛着があったことは想像できるが、現実的な実生活が想像できない。シャローのデザインの細部まで使いこなせていたのだろうか。 
 
できなかったことを証明するように、シャローは後に「教養はあってもこの家族はまだこの住宅のリズムで暮らしくれてはいない」という言葉を残している。やはり使いこなせなかったのだ。 
 
建築家としてのシャローは実は「一発屋」で、この住宅以外ほとんど作品がないようだ。同時期の有名な建築家といえばコルビュジェ。彼の建築も細部までデザインされているが、にも関わらずなんとなく住み手に選択肢を与えてくれているように思う。この部屋でこんなことをしてみたら楽しいかなと思わせるのがコルビュジェなら、シャローはこの部屋はどのように使うのが正解なのかなと考えさせられるのだ。 
 
このバランスが建築をデザインする上で重要かもしれないと思う。 
 
追伸:現場で偶然坂茂さん御一行に遭遇。テレビのままの立襟の黒い服だった。同じ服を着続けられば旅行の荷物は減るのかな。