2025.06.27 金曜日 11:31

先月末、無事に地鎮祭が執り行えた。

あいにくの雨模様ではあったが、テントをご用意いただくなど工務店さんのご尽力により滞りなく行えた。両親もいわきから駆けつけてくれた。神主さんは近所の八幡神社に依頼。八幡神社は幼少期に祖父母宅で過ごしたお正月に何度も訪れた思い出が。神主さんと面識があるわけではないが近所の神社にこだわりたかった。供物は両親担当。浜通りの海の幸が祭壇のメインに。

さて、地鎮祭での最大のアクティビティと言えば、刈初や鍬入れの儀と言えるだろう。今回の私の立場は施主であり設計者でもある。刈初と鍬入れの連続打席か、刈初が私で、施主のひとりでもある妻が鍬入れか。また、せっかくなので両親にも体験してもらうには・・・。そうは言ってもひとりひとりで鍬入れしたら、施工者担当の鋤入れの儀の前に砂山がなくなってしまいそうだし・・・。

恐らく宗教上のルールは厳密に決まっていると思われるが、熟慮の結果、ケーキ入刀形式で神具を二人で持って臨むことに。刈初の儀を私と妻で、鍬入れの儀を両親が担当することにした。

職業上、家族の中では地鎮祭の経験が多いことから、「エイッ!エイッ!エイッ!と羞恥心を捨てて大きな声で!」とレクチャーしたにも関わらず、いざ始まったら緊張からか己が全く声が出ず。玉串奉奠は当然トップバッター。2番打者以降からの作法確認の視線を強く感じてか、何度も経験してるはずなのに榊の回転方向が分からなくなった。

そんなこんなの思い出に残る地鎮祭になった。施主として臨んだ祭は、設計者として参加させていただいていたそれとは全く違う感情になった自分に驚いた。感無量とはこのことか。今後も仕事で参加する祭も施主の想いにもっと寄り添えそうな気がするのである。

悪天候の中、社長をはじめ樽川技建の皆さんや、供物の手配や赤飯お弁当を作ってくれた両親の多大な協力をいただいたことを改めてお礼申し上げたい。

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