先日、京都のビンテージ照明器具屋さんからペンダント照明が届いた。昨年の京都旅行で立ち寄った際に取置きしてもらっていた。お店で一目惚れ状態で購入。金額が比較的手頃で、あまり主張がなく飽きがこないデザイン。ビンテージならではの手作り感がある磁器製のセードは電球の光をぼんやりと透過して美しい。

実施図面を描いている期間、夫婦で話し合い、積極的にペンダントを使っていこうということに。普段住宅を設計する際、ダイニングテーブルの照明以外は空間を邪魔しないシンプルで主張がないデザインの器具を選んできたが、今回は自邸ということで少しチャレンジしてみようということでペンダントを各所の設定することにした。
ペンダントは長さの調整やセードの交換、器具自体も取り換えることが可能。ある作家さんは床の間の掛け軸のように季節で器具を替えているとおっしゃっていた。私もペンダントで楽しみたい!

ペンダントの前に、設計者としては恥ずかしいがまずは基本から学ぶべく、メーカーのショールームへ。配光の角度、輝度、色温度、演色性、眩しくない器具高さなどなど、かなり長い時間ウロウロしながら体験。明るさを抑えて少し暗い空間にするイメージだが、キッチンの手元灯など想像以上に照度が必要だったり、いろいろと勉強になった。

そしてようやくペンダント。セレクトショップを廻ったり、作家さんの展示会にもお邪魔した。ショップのオーナーや作家さんの想いを聞くと同じひかりでも違って見える気がする。

動き始めてから久しいがようやく冒頭のペンダントを購入。まだまだ、決まっていない箇所ばかりだが、もう少し廻ってみようと思う。
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