フランスの街を歩いていると、街中に会話があふれていることに気づく。 みんなそれぞれ会話を楽しんでいて、ひとりで歩いている人は日本より少ない気がする。
歩きスマホでも通話しながら歩いている人を多く見かけるし、ベンチや階段に座っては会話している。マルシェにも多くの人が集まる。店員とコミュニケーションの必要がないスーパーは滅多に見かけない。大型スーパーの出店で個人商店が消滅する日本の状況とは違うようだ。
レストラン、カフェ、広場、それらは楽しく会話するために用意された場なのかもしれない。食事でワインと注文した際のテイスティングでは、私など分かったフリして「OK!」とふたつ返事で終わるのだが、まわりを見るとダメだししたり結構な時間話し込んで銘柄を決めている。「何を飲むか」の話題でそのテーブルはひと盛り上がりするのである。テイスティングという行為は本来店にとって無い方が面倒がなくなるはずなのにあえてその習慣を残す理由はやはりコミュニケーションの場を重要視しているのだと思う。
いろいろ考えてさせらた。せめて英語で「もう少し重いのありますか?」ぐらい言いたくて英会話テキストを買ったりするのだが三日坊主で終わってしまうのだが。
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