イメージと現実

2015.04.24 金曜日 10:20

今月のはじめから、フランスに行ってきた。 
 
主な趣旨は、巨匠ル・コルビュジェ建築を体験する旅。東から入って地中海にかけて電車で移動した。とても有意義な旅だった。その記録として今後気がむいたときに何回か投稿する。 
 
電車の旅ということで出発前のイメージは、「世界の車窓から」的に窓にひじをかけて地中海の青い海に酔いしれる、だったが基本的に海外の電車の窓は汚い。景色などあまり見えず、挙句に結構ゆれるので酔いしれるどころか酔いそうになる。理想と現実の違いが大きかった。 
 
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そのように抱いていたイメージと現実の違いはあのロンシャン礼拝堂でもあって、教科書、その他どんな書籍でもロンシャンといえばこのカット。 
 
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だだっ広い丘の上にぽこっと礼拝堂が佇んでいると思っていた。実際には周辺に樹木や建物が結構あって、いざこのアングルを撮影しようすると急傾斜の縁にぎりぎりに立たたなければならない。あきらかに外部空間の自然な導線の一部にこのアングルは現れない。この有名なアングルはコルビュジェが意図したファサードだったのか疑問が残る。今後再度思案したいところだ。

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