子どもたち

2022.03.24 木曜日 12:01

最近、2回ほど子どもたちを対象にしたワークショップを開催する機会をいただいた。

ひとつは、設計させていただいた保育園に設置する遊具の制作。基板は私のスケッチを基に木工作家さんに作っていただき、園関係の小学生が仕上と装飾を施した。ノコギリを初めて触る子もいたり、思い切り刷毛を振り回し塗装を楽しんだり、子どもたちとの貴重な時間を過ごした。

もうひとつはワークショップだけでなく建築をテーマにした講義も含めた依頼だった。何が伝えられるか悩んだが、思い出してみると義務教育の場では「衣食住」の衣と食までで、住は教わった記憶がない。とすると何を伝えるべきか。詳細は割愛するが、家を構成する部材の工場生産化と、家自体の消耗品化に至った経緯とその問題提起。そして何をすべきかを語ったのだが、子どもたちはよく話を聴いてくれた。そのような話の箸休めとして、簡単にできる建築模型教室を併催した。

いづれのワークショップも子どもたちの想像力と創造力に感動し、勉強になった。もっともっと自由でいいのではと逆に教わる場となる。このような機会をいただいたことは感謝の言葉以外にない。

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